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2022/05/07 07:00
アロマテラピーとは
「アロマ=香り」「テラピー=療法」を組み合わせた言葉です。ここでいう「香り」とは植物などから抽出された「芳香成分=精油」のこと。アロマテラピーは、この精油を用いることで私たちの心身に働きかけ、健康維持のサポートをしてくれる「芳香療法」を意味します。
鼻から嗅いだ香りの情報は脳へと伝わりますが、その速度はおよそ0.2秒といわれています。好きな香り嗅ぐことで、リフレッシュやリラックスなど瞬時に気分転換することができるでしょう。
精油について

エッセンシャルオイル(精油)とは植物の花や葉、果皮、樹皮などから芳香成分を抽出した100%天然成分です。「油」という字がついていますが、油脂とは異なり、水にはほとんど溶けません。ひとつの精油だけでも100種類以上の成分が集まり、香りが作り出されています。
「アロマオイル」などと表記されているものの中には、ほかの物質で薄められていたり、合成香料を含むものもあります。精油のような心身への作用は期待できませんので、目的に応じて選ぶようにしましょう。正しい精油を選びたい場合は「精油」または「エッセンシャルオイル」と表記されているかを確認しましょう。
精油を安全に楽しむために
アロマテラピーは私たちの心身を癒してくれるものですが、正しい知識を身につけ、安全に使用することが大切です。快適に楽しむため、以下の点に注意するようにしましょう。
原液を直接肌につけない
芳香成分を凝縮したエッセンスのため、天然成分といっても刺激が強い場合があります。手についた場合は石鹸などでしっかり洗い流しましょう。
精油を飲用しない
日本では精油は「雑貨」として扱われており、飲むことは大変危険です。お子様やペットの手の届かないところへ保管することが大前提ですが、万が一飲み込んでしまった場合は、吐かせずに病院へ行き、精油も持参するようにしましょう。
光毒性のある精油に注意
レモン、グレープフルーツ、ベルガモットなどの柑橘精油には紫外線の刺激により、アレルギー反応を起こす場合があります。これを光毒性(ひかりどくせい)といいます。肌につけた直後に日光にあたるとしみや赤く腫れるなどのトラブルが報告されていますが、芳香浴として使用するには問題ありませんのでご安心ください。
持病のある方、妊婦、乳幼児について
現在医師にかかっている方は、使用する前にかかりつけの医師に相談することをおすすめいたします。
乳幼児は、芳香浴は問題ないとされていますが、極端に刺激の強い香りは使用することは控えたほうが良さそうです。
最後に
いかがでしたでしょうか。
注意すべき点はいくつかありますが、アロマテラピーは日々いそがしく過ごす私たちの心と身体に寄り添ってくれる存在です。自然からの贈り物ともいわれるエッセンシャルオイルは、一瞬で気分転換できたり、一日の疲れを癒したり、私たちの味方になってくれるはず。
ぜひお気に入りの香りを見つけて、アロマのある暮らしを楽しんでみましょう。